600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス

いい本だった。誰かに使ってもらうことを目的としたWEBサイト、サービスを展開している人は全員読んだ方がいい。そして、この偉大なる「単なるレシピサイト」よりも突き詰めて考え、そしてやりきれているか、ちゃんと確認した方がいい。あと、この先どうしたらいいか悩んでいる方にもおすすめ。

いくつか、気になった言葉を。

どちらかの意見が出ると、反論をしたくなる。でも、そんなことは、おいしい料理とは全然関係がないと思いませんか。大事なことは、多様な価値観がちゃんと共存できること。それぞれの人が、それぞれおいしい、と思えることです。

掲示板がなぜないのか、という質問に対する回答。絶対に盛り上がるし、PV/UUなんかも増えると思うが、盛り上げることとおいしい料理とは関係ない、という一本筋が通ったスタンス。なかなかできません。

これは起業するときにも思ったことだったんですが、日本って餓死する人はほとんどいないんです。豊かな国ですから。こんなラッキーな国に生まれたのに、その幸運を使わない手はない、ということです。

起業した人がよく言う言葉だけど、忘れてたのでメモ。そうだよな。死にゃしない。

ディズニーランドみたいな場所がインターネット内に作れたら。いつも、そう考えています。

確かにディズニーランドで行われているホスピタリティに近いものがある、と感じる。そして料理は純粋なエンターテインメントになるのか。なり得るのか。

あと、抜粋していないところでは、検索周りのPDCAとその後の設計思想。ニーズを分析して対応方法を分けて最適化するという考え方は当たり前のことなんだけど素敵だな、と。全体を通して一つの「最適」を目指すのではなく。マーケティングとかしてて普段から小さなセグメントに分けるの得意なのに、いざサービス設計になると全体最適目指しちゃダメだわな。

上場のタイミングだから、とかいろいろ書かれているみたいですが、とてもいい本です。新しいことを学べる訳ではないんですが、大事な何かを忘れていたかも、と思い出させてくれる1冊。