アドミュージアム東京と、「部分マス」コミュニケーション。

先日 @4416 と朝から晩まで一緒にいた日があって、朝から晴海汐留あたりをまわってた。アポとアポの間に高層ビルでおしゃれなランチしたり、お仕事サボるのが仕事です、っていうサラリーマンが多数集う喫茶店でマジ仕事してみたり、@4416がうっかりMacBookPro買ったりした。いや、仕事ね。で、少しだけ時間があったので、アドミュージアム東京に行ってきた。超久々。

3月30日(火)より、第6回目となる「クリエーティブ トップ ナウ展」と同時に、新たな企画展「スチューデントクリエーティブ−学生広告賞展」を開催いたします。「クリエーティブ トップナウ展」は、広告界の第一線で活躍するプロフェッショナルたちのグランプリ作品を一堂に集めた展覧会として、毎年ご好評をいただいております。「スチューデントクリエーティブ−学生広告賞展」は、日本国内のみならず海外の学生広告賞の受賞作品をご紹介するもので、13団体におよぶ主催団体のご協力によって実現しました。トップクリエーターたちの優れた作品と広告界の未来を担うであろう金の卵たちの才能の出逢いと協奏を通じて、最新のクリエーティビティの素晴らしさをお伝えするとともに、広告の未来を感じとっていただければ幸いです。

スチューデント クリエーティブ 学生広告賞展 | アド・ミュージアム東京
http://www.admt.jp/exhibition/program/2010_student2009.html
第6回 クリエーティブトップナウ展 | アド・ミュージアム東京
http://www.admt.jp/exhibition/program/2010_crtopnow2009.html

「スチューデント」の方は正直あまりピンとこないものが多くて、なんでだろ。ただひとつあるのは、そもそもの母数の違いがあるにせよ、日本と世界の差は結構あるな、ということ。やっぱり言語教育環境の違いなんだろうな。世界と張り合うのが必ずしも良いことではないけれど、何とかして英語やるか、それか徹底した非言語コミュニケーションに振り切るかどちらかにしないと何となく良くない予感がする。で、非言語ははまれば強いけど、そこはやはり広告ってことで限界もあるので、結論英語やらなきゃと思う。

「トップナウ」の方は各種アワードてんこもりで、やや胸焼けするくらいの印象。もうみんな忘れてるだろうけど、去年の代表作「オトナグリコ(磯野家大人になる)」がものすごいGRPで流れており、何度見ても強いものは強いな、と改めて感嘆した。あとはソフトバンクのおとうさん×読売新聞が正月にやったコラボレーションのやつも。前にも書いたかもしれないけど、「犬がおとうさんで、おとうさんが犬なんです」というプレゼンをしたんだな、と思うとしびれる。もちろんCMだけじゃなく、TOAA(屋外広告のアワード)とかもあって、面白かった。やっぱ広告おもろいなあ。

で、その次のアポが終わり、渋谷に帰る道中考えていたこと。現在の「所謂マス的な広告」っていうのは、いつまで存在するんだろう、と。WEBを中心にトレンドは完全にパーソナライズだし、デジタルサイネージも在る程度の精度で個人を識別しながら表現を出し分ける時代だし、どんどんどんどん「自分だけのためのメッセージ」が増え続けてる。今いろんなところに分散されている個人の行動履歴や趣味趣向のデータがそろそろ統合されてきて、一気に「個人!」にはならないにせよ、過渡期として「部分マス」みたいなの(例えば上戸彩が突然ぼくの名前をCMの最後で呼んじゃう、とか)がそろそろどんどん出てくるんだろうなと思う。それはそれで超楽しいんだけど、いよいよにして完全なる「マス・コミュニケーション」がなくなっていくんだろうな、と。

「たくさんの人に届けたいものであっても、誰かひとりをイメージして、その人にラブレターを書くようにクリエイションしろ」という趣旨のことを誰かが言っていた気がするけど、それが単なるイメージではなく、具体的な広告によるソリューションになる日も近い。そこに広告の未来はあるのか、そしてそれは果たして「広告」なのか。興味は尽きません。何でか、それは多分広告が好きだから。がんばれ自分。