暑く、熱い1日でした。applim。
訳あってこの1か月間くらいこのイベントのお手伝いをすこーしだけしてました。世の中に完璧な物事など存在しないように、このイベントも完璧とは言えないかもしれませんが、とても良いイベントだったように思います。で、思うところを簡単にまとめておこうかと。ちなみに外野も含めた盛り上がりはUstreamのアーカイブやTwitterのハッシュタグ#applimでご確認いただけます。お時間あれば、ぜひ。
・機会自体がすばらしい
上で示したハッシュタグを少しだけでも見ていただければわかると思うんだけど、とにかく公の場でダメ出しやら改善案やら賞賛の声やらが入り乱れる。もちろんすべてが的を射たものではないけれども、プレゼンした側があとで振り返るときにとても良い財産になるし、オーディエンス側も様々な価値観に基づいてなされる意見に触れることができる。これはUstreamによる実況とTwitterというメディアが可能にしたもので、とても、とてもすばらしいものだと思う。昔だったら一緒にいった友だちと帰りにご飯でも食べながら「でもさー、あそこのあの案って結局あれのパクリじゃねー」と愚痴るという、天に唾的な状態になっていたはず。それが今やこの状態。良い時代。
・兎にも角にも学生が優秀
300人の中から決勝に残っているプランなので、内容自体がそれなりのレベルなのはともかくとして、プレゼンテーションのスキルなんかは社会人と遜色無い方もいた。そもそも500人の来場者を前にして頭が真っ白になることもなくプレゼンをやりきり、質疑応答に対してもしどろもどろになりながらも自分の意見を審査員に対して打ち返せるというのは自分の学生時代と比べると、ただただすばらしいの一言。日本人はプレゼンが下手だけど、若者は着実にうまくなっている。負けないようにしないとな。負けないけど。それと、決勝に残ったチームも残らなかったチームも、優勝したチーム以外のすべてのチームが「悔しい」「おれらのチームのほうが絶対に良い」と真剣な目をして訴えていた。結果は結果だし、冷静に振り返るところは振り返ってほしいけど、コンテストと違ってビジネスに終わりは無いので、どしどし提案したら良いと思う。
・しかしなぜだか、最後にどこかでジャンプする。
事前のリサーチや仮説設計などは何処のチームも丁寧で、納得できない場合でも「ま、そういう見方をすることもできる」っていうレベルまでは来ていた。立派。ただ、企画への落としこみの部分でどうしても許容できないジャンプがどのチームにも存在していた。多分クライアントが持つ課題への深堀が浅いためにこうなってるんだろうけど、提案されているソリューションがどうしても短絡的に、無理に落とし込んだな、っていう印象を受けた。惜しい。
例えば1案目の課題設定は「結婚式を挙げない若者が増えている」っていうのはゼクシィの課題ではなく(潜在的には課題かもしれないけれど)結婚ビジネス業界全体の課題だし、アイスが売れないっていうのもサーティーワンだけの課題ではない。
twitterを利用した案も「クライアント設定が違う」と指摘されていたように、「提案しているソリューションは本当にそのクライアントのためだけのものといえるのか」というのを意識したらもうちょっとよくなったな、と思った。
・縛ることに本質的な意味は無い。
コンテストという、審査基準に基づき限られた期間の中で優劣を競い合うイベントである以上仕方がないし、その前提においては「ソーシャルアプリ×マーケティング」に絞ったのは大成功だと思うけれど、やはりクライアントの課題解決という意味においては何の意味も無いことを再認識できた。参加者のみなさんは、言うなれば全身に重りをつけて90分間サッカーしたようなものだと思うので、機会があればもっと自由に、もっとストレートにクライアントの課題解決を達成できる案をもう一度考えてみるとよいと思います。今よりももっと良い案がたくさん出るはず。
・運営サイドが踏ん張った
学生が泉ガーデンギャラリーで半日のイベントをやって、オーディエンスに社会人を迎えて、大きなミスなく終了できたこと自体が結構ファインプレーだな、と思う。前日も当日もいろいろ揉めてたみたいだけど、久野さんをはじめとして良いチームだった。またどこかで、何かしましょう。あと、晴れてよかったねー、ほんとに。
そんなこんなで、疲れたけど良い半日でした。もっと頑張ろう。自分も。